自己破産をしたい人が最初に知っておくべきこと

自己破産の裁判手続

自己破産とは、返済が不可能になった債務について裁判所を通じて精算する方法です。債務過剰の状態は自分が借入をしたお金についてどこでどれだけ借りていて、現在どれだけの借金があるのかが把握きなくなってくることから始まってしまいます。最近では安易に「自己破産」手続きを望む人もいるようですが、法的手段を考えている場合であっても、自分の現在の債務状況が把握できないことによりよくない状況を招きかねません。
自己破産は最終的な手段にとっておき、できるだけ借金を返していこうと思う人はまず、借金の残高などを把握することを心がけましょう。もし状況が悪化して「自己破産」手続きをせざるをえなくなった場合であっても現状把握されていることで、特定調停や任意整理などの法的手段を利用するときにも役立ちます。
なぜ現状把握が役立つかというと、現状把握は現在の借金金額を確認することだけではなく、既に支払った分の返済金が、利息過払いになっていないかどうかも確認することができ、もし過払い金があった場合には元金充当額としてあてることができます。計算してみることで、過払い金が返済金を上回っていたときには、返済した分から更に還付がある可能性もあります。
いずれにしてもお金を借入するときに必要なのは、どこからどれだけ借入金があり、毎月どれだけの額が返済に回されているかを常に把握しておこくことです。借入金をしている時ほどよけいに、お金の使い方を見直すことが重要なのです。